理学療法士(機能訓練指導員) 入社歴6年のスタッフにインタビューをしました。
利用者様からどんなことを聞かれますか?
肩が痛くて洗濯物が干せないという利用者様がおりまして、ご主人の介護もしており、何かと不便だという相談を受けました。
そのご利用者様には、どのような対応をされましたか?
自宅でもできる自主トレを導入して、3か月ほど経過を見続けたら、五十肩の症状が改善され右腕が上がるようになったとおっしゃっておられました。
肩がすこしずつ上がるようになってきたので、ご主人の介護も少し楽になったとのことです。
ほかにはありますか?
杖を使わない生活をしたい。そのために、20分のリハビリマッサージへも行っているが、ももの筋肉があまりついていない気がする。痛みは減ってきたのだが、というご相談がありました。
そのご利用者様には、どのような対応をされましたか?
バンドを使用した運動を紹介したことで太ももの筋力がアップして歩行がスムーズになってきました。
約4か月ほどで、太ももの筋力がついたとおっしゃっていました。
それはよかったですね。
ほかにはありますか?
現在、娘さんと同居していないが、娘が住んでいるイギリスでは、自立するという考えがあるので、自分でできることは自分でやれと言われている。だから、今後、自分のことは自分でできる限りやっていけるようにしていきたいが、いつまでできるかが不安ですというご相談をうけました。
そのご利用者様には、どのような対応をされましたか?
人間の身体は、上半身4割、下半身6割の筋肉量で構成されています。まず、入浴動作、トイレ動作、買い物という重要な動作がいつまでもできるということが大切です。
そのためには、上半身と下半身のトレーニングをゆっくりとした動作で正しいフォームで、どこの筋力を強化しているのかを意識して運動に取り組んでくださいとお話しました。
その後どうなりましたか?
前よりふらつき、足の運びが良くなった。やはり違う!と
一人で安全に歩行できることが、在宅生活への自信につながるとおしゃっていました。
また、長距離の移動が大変になったため、買い物を一人で行くのが億劫になってしまった。 このままどんどん歩けなくなってしまわないか不安ですという相談をうけました。
そのご利用者様には、どのような対応をされましたか?
歩行を維持するためには、歩行に使うの筋肉のみならず、その筋肉を支えている補助となる筋肉も含めて強化するとよくなると思います。
体幹を強化し姿勢を改善してもらい、さらに筋力アップのためのトレーニングを少しずつ続けることがコツですとお伝えしました。
その後どうなりましたか?
家では、施設のような運動は出来ないので、利用者様には、目的をもって運動されるといいですよ、とお答えしました。
そのおかげで、真剣に運動に取り組むようになり、体力を維持できていると感じているそうです。
あなたにとって、機能訓練指導員の仕事のやりがいは何ですか?
利用者様の運動に対する意識の変化があったとき、思いが伝わったということにやりがいを感じます。